第32回 時計技能競技全国大会で当社従業員が優勝

2020.02.27
シチズン時計マニュファクチャリング株式会社

2月21日から22日にかけて滋賀県大津市の近江神宮内、近江勧学館で開催された「第32回 時計技能競技全国大会」へ、当社の時計学校※に所属する従業員が出場し、第一、第二の両部門において優勝しました。

前列右側:第一部門 優勝  木下 啓貴
前列中央:第二部門 優勝  本島 幸恵
前列左側:第二部門 二位  濁川 景
後列左側:第一部門 三位  水澤 操
後列右側:第一部門 四位  橋都 愛

競技の様子(木下 啓貴)

1.受賞者
【第一部門】
優 勝 木下 啓貴(きのした よしき) ミヨタ佐久工場
三 位 水澤 操(みずさわ みさお)  妙高工場
四 位 橋都 愛(はしずめ あい)   飯田殿岡工場
【第二部門】
優 勝 本島 幸恵(もとじま さちえ) 飯田殿岡工場
二 位 濁川 景(にごりかわ けい)  妙高工場

2.競技課題概略
第一部門
課題Ⅰ クオーツクロノグラフの故障診断修理とオーバーホール・電気特性等の計測など
課題Ⅱ 機械式時計の故障診断修理とオーバーホール・時間調整など
※ 制限時間7時間(課題Ⅰは競技開始から3時間以内に提出すること)
第二部門
課題Ⅰ クオーツクロノグラフの故障診断修理とオーバーホール・電気特性等の計測など
課題Ⅲ バンドの調整と研磨
※ 制限時間3時間

シチズン時計グループは、部品から完成時計まで自社一貫製造するマニュファクチュールとして、技術の継承や技術者の技能向上を目的に本大会に参加しております。今後も、本大会と技能五輪への取り組みを通じて、若手技能者育成と技術の伝承を継続していきます。

■時計技能競技全国大会について
時計技能競技全国大会は、技能五輪の流れを汲むもので、技能五輪の競技種目から時計修理がなくなったことから1988年より毎年開催されるようになりました。競技には、機械式時計及びアナログクオーツ時計の分解、洗浄、組立て、調整、故障および不具合箇所の診断・修理に要する時間と完成度を競う「第一部門」と、アナログクオーツ時計の分解、洗浄、組立て、調整、故障および不具合箇所の診断・修理に要する時間と完成度を競う「第二部門」があります。

(※)時計学校とは
時計製造に特化した会社として、「社員全員が時計のプロになろう!」を合い言葉に設立された組織。「公的資格取得」「技能検定・社内検定」「部門専門教育」「技能五輪選手の育成」など、社員全員のプロ化に向けた活動を推進し、同時に技能の保有と継承にも力を注いでいます。
当社の出場選手は全員時計学校に所属した後に職場へ配属され、会社全体の技能継承、スキル向上に寄与しております。