工学系の勉強をしてきたので、自分の学んできたことを仕事に役立てたく、漠然とものづくりの仕事をしたいと考えていました。
就職活動で様々な業種を見て、生活を支えている時計、中でも腕に収まるサイズで機能している腕時計の精密な仕組みやそれを可能にする製造過程に興味を持ち、これまで学んできたことを活かせると思い、この業界に携わりたいと考えました。
社内の雰囲気も良く、特に興味を惹かれ、この会社で自分も働いてみたいと感じました。
私の所属している部署では、時計内部の部品を作る金型部品の設計・製作や市販では購入できない治工具類の製作などを行っています。
その中で旋盤という円筒部品を加工する機械を用いて加工作業をしており、手の感覚で行う汎用旋盤での作業、プログラムで連続加工が可能な自動旋盤での作業を使い分け、ミクロン単位で要求される品物等の製作に取り組んでいます。
腕時計そのものを見て仕事をするという職場ではありませんが、時計作りの根幹を支える自分の仕事にやりがいを感じます。
入社してから様々な品物の製作に取り組んできましたが、先輩方を見ているとまだまだ自分には経験が不足していると感じます。
先輩社員が築き上げてきた技術を学んでいきつつ、実際に作業してみて自分なりの考えやノウハウを加え、最適な作業方法を確立できるよう目指します。
また、後継に上手く引き継げてこそ、より良い作業者であると考えているので、自分の培ってきた技能を存分に引き継ぐことができるよう努力していきます。
就活活動は険しい道のりになるかもしれませんが、自信を持ち会社に入って何をしていきたいのかしっかりと伝えることが重要だと思います。
学業で学んだことはもちろんですが、アルバイトなどの経験、成功も失敗も、これまで経験してきたことは絶対に無駄になることはありません。
社会人になってからできることもありますが、学生の間でしかできないことも多くあると思います。
やっておけばよかったと後悔しないよう満足のいく学生生活を送れるよう応援しています!