就職活動をする中で、自分の業務が目に見えた形となるような仕事が良いと思い、主に製造業をメインに仕事を探しました。学生時代は特に勉学に力を入れていて、期末試験に向けて、試験当日までの勉強スケジュールを作成したり、各教科の結果をもとに分析をし、次回へ活かしてきました。そうした経緯から、文系の中でも事務職がやりたいという意思が芽生え、商品に近い生産管理業務をメインに就職活動を行いました。その中でも普段から、身に付けて身近に感じる時計事業を志望しました。
腕時計に使う駆動装置(以降:ムーブメント)を生産する工程で、部品受入~生産計画~出荷までの生産管理業務を行っています。生産管理と言ってもただ計画を作るだけではありません。1つのムーブメントを作るのに数百個の部品が全て揃わないと生産できませんし、納期も決まっています。製造側が効率良く生産できることを念頭におき、調整していくことも大切です。毎月同じものを生産していても、ちょっとした変化点でうまく生産ができないことも多く、調整に苦労することもありますが、無事に遂行できたときには達成感を得ることができます。
入社当初は、文系出身のため専門用語等分からないことが多く、ついていくのが大変でした。実際に現場・現物にふれることで、これまで学んできた点が1つの線に繋がって理解できてきたように思います。これからは自分に足りないものを見出し、幅広く知識を付けていきたいです。また運用方法について、自分では特に問題ないと思っていても、受け手は少し負担と感じていることもあり、よく現状を把握し、双方の立場でより良い内容になる改善および効率化を図っていける社員になりたいと思います。
現時点では、自分のやりたいことが見えてないかもしれません。それはごく当たり前のことであり、社会人になって ”これが好きだ!” “~がやりたい!” と気づいてくるので、まずはこれまでの自分の過去を振り返ってみて、自分の長所を探してみて下さい。何事にも言えることですが、社会人1年目は一生に1度のチャンスです。就職活動する上で迷った際には、自分で考え込まず周りの人へ相談をしてみて下さい。思った以上に時間が早く過ぎると思いますが、この期間を大切に過ごせれば後々に素晴らしい時間になると思います。ご健闘をお祈りしております。